「伊藤病院」閉院
■癒し系病院として皆さんに愛された医療法人誠仁会「伊藤病院」は、2014年6月1日に閉院しました。
■日本初の腹腔鏡手術を行い、わが国のリーダー的存在だった伊藤病院の腹腔鏡下手術は伊藤將史医師退職に伴い「いとう女性クリニック」に継承された。 カテゴリ
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by Dr_M_Itoh
| 2023-10-24 16:03
| スポーツと女性ー無月経
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埼玉県で子どもへの虐待防止の条例案が提出され、物議を起こした。
マスコミは声高にバッシングし、一部の知識人は「子どもによって大人の行動が制限されることは憲法違反だ!」とまで騒ぎ立てた。結局、法案の具体的対象が我が国の実情にそぐわないと、条例案の提出は撤回された。 しかし、ちょっと残念なことに、その提案の背景にあっただろう「子どもを守るという社会文化の醸成」にひとこと触れた記事や報道は一切なかった。 私は産婦人科医の経験から子ども(特に乳幼児)の事故防護活動を行なってきた。 そのひとつが走る自動車内における乳幼児拘束装置(チャイルドシート)の着用啓発だった。 即ち、走る自動車内で親だけがシートベルトをして子どもは自由に遊ばせておくこと(放置にあたる)は、事故にあった時に子どもを危険に晒すから、保護者の安全確保違反であると言える。 つまり、子どもが自分で危険を察知して回避できない状況に子どもを放置することは、「未必の故意(事故や事件が起こるかも知れない)」という広義の虐待であるとも理解されるのだ。 誘拐など治安の悪い外国では幼い子どもを守るのは保護者の義務という考え方があるのはよく知られている。 これに対して、日本社会は子どもに対する治安がとても高いから、埼玉県のフライング気味の提案は少々ばかげてていたことは否めないが、その背景には「子どもを守る成熟した社会の醸成」という考え方があったのではないだろうか? その事に触れた報道やコメントが一切みられなかったことは少し残念な気がした、というのが私の感想だ。 #
by Dr_M_Itoh
| 2023-10-15 11:12
| 子どもの事故防護活動
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乳幼児が自家用車の後部座席にうっかり置き去りにされ、死亡するケースは残念ながら後を絶たない。
その回避方法は、(目の行き届く)助手席にチャイルドシートを設置することが有用であるのだが、我が日本のメーカーはエアバッグ危害のリスクを避けるため助手席へのチャイルドシート設置を禁止してしまった。 このメーカーの消極的な姿勢を、運輸省や国土交通省は道交法に触れていないため無関心を示してきている。この姿勢は子どもの事故に対する(分かっていて何もしない)無関心、即ち「未必の故意」を表しているとも言えないか・・・? 根本的な提言はまたの機会にして、今回は取り敢えずお子さんを置き忘れない方法を教えよう! その方法は至極簡単! 後席のチャイルドシートにお子さんを座らせた時は、あなた(ドライバー)が毎日使っているハンドバッグやポーチなんかをチャイルドシートの傍(後席)に置いておく癖をつけることだ。そうすれば車を降りる時に必ず後ろの席を見るはずだ。スマホやキーホルダーが最適かな。
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by Dr_M_Itoh
| 2023-09-29 17:17
| 子どもの事故防護活動
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車内置き去り事故を避けるには子どもを助手席に乗せればよい、と前回のブログで述べた。
人は物事が視界からなくなると忘れてしまうことがある。 それは大切な子どもでも、運転に集中し次の仕事の段取りを考えている時など、視界から外れて静かに眠ってしまっていれば、残念ながら起こり得るだろう。だから、子どもはいつも保護者の目の届くところに乗せなければならないのだ。 約70年前に世界初のチャイルドシートを考案したボルボ車の最新マニュアルブックには、子どもへの常時監視が必須とされ、「同乗保護者がドライバーひとりだけの場合は、ドライバーから見える助手席に子どもを乗せて観察しなければならない。」と記されている。 一方、国産車メーカーは、助手席エアバッグは子どもに重大な危害を与える可能性があることから一律に「助手席にチャイルドシートを乗せてはならない」と取り決め、各デイ―ラーもそのことを強くユーザーに指導している。 輸入車と国産車でどうしてこのような違いがあるのだろう? 輸入車のエアバッグは子どもに優しいのだろうか? その答えは、輸入車には助手席に子どもを乗せた時には、エアバッグが作動しないようにするキルスイッチが付いている(写真下)からだ。これならドライバーがひとりの時エアバッグをOFFにして助手席に乗せた子どもを観察できる! ところが、このキルスイッチは国内向けの日本車では省かれている! しかし、日本製の輸出仕様車にはキルスイッチが付いている。 このダブルスタンダードは何を意味しているのだろう・・考えてみた。 チャイルドシートを助手席に正しく付けることは意外に難しく、間違った付け方で怪我や死亡をすることがある。 これは自動車メーカーの訴訟リスクの回避(子どもの安全確保に対する怠慢)と運輸省のメーカーへの忖度である。そこでメーカーは判断した・・・、「日本のドライバーのチャイルドシートに対する理解度は低いので、間違った設置やスイッチ操作ミスでエアバッグ事故が起こりかねない。その責任をメーカー(や運輸省)が負うことになりかねないので、いっそ助手席にチャイルドシートを設置すること自体を禁止してしまおう!」・・・と。 (外国では使用者の個人的責任だが、日本ではメーカーや行政の責任を問われかねない風土があることは否めないが・・) こうした背景のもと、今回、また幼児の置き去り事故が起こってしまった。 助手席に座らせていたら、きっと忘れられなかった・・必ず避けられた・・と強く思う。 次のブログでは置き去り防止策を話そう。 下の写真はボルボのものだが、ドア周りON,OFFスイッチがあり、チャイルドシート設置時にはOFFにすることができる。輸入車にはほとんどすべて備わっているが、国内向けの国産車では省かれている。 日本車の輸出仕様には備わっているのに・・。 #
by Dr_M_Itoh
| 2023-09-12 14:57
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私は2000年のチャイルドシート着用義務の法制化を婦人科医として協力・実現させた。
1990年代後半から子どもを事故から守ろうと全国に先駆けて乳児のチャイルドシート着用啓発活動を始めたのが契機となった。そうした経験から、いまでも毎年数件は起こる車内降ろし忘れ事故のニュースはいつもいたたまれない気持ちで受けとめている。 今回は、50歳代の若いおばあさんが後部座席(運転席側)に孫を乗せたまま勤務先で 降ろし忘れてしまったらしい。ご本人とご家族は気が狂わんばかりに苦しまれている だろうことは想像に難くない。 こうした事故が残酷なのは、加害者が被害者でもあることだ。 私にも2歳の孫がいるから、いたたまれない気持ちでいる。 ただ、事故を回避するとっておきの方法はあるのだ! それは子供から目を離さない席に乗せることだ。 そう! 助手席に座らせればよいのである。 これならまず忘れることはない。 ・・どうしてそれができないのだろう? 詳しくは次のブログで・・ #
by Dr_M_Itoh
| 2023-09-11 15:28
| 子どもの事故防護活動
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