「伊藤病院」閉院
■癒し系病院として皆さんに愛された医療法人誠仁会「伊藤病院」は、2014年6月1日に閉院しました。
■日本初の腹腔鏡手術を行い、わが国のリーダー的存在だった伊藤病院の腹腔鏡下手術は伊藤將史医師退職に伴い「いとう女性クリニック」に継承された。 カテゴリ
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前のコラムでは、やや難しい説明になってしまいましたが、結局のところ、子宮内膜症の手術治療はいつ受ければよいのでしょう?子宮内膜症性卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)を伴わない子宮内膜症の診断は難しいので、ここでは、子宮内膜症でチョコレートの嚢腫があると診断された場合に限ってお話をしましょう。
結論からすれば、チョコレート嚢腫と診断されれば、腹腔鏡による診断と手術をできる だけ早くに受けるべきでしょう。 子宮内膜症の卵巣嚢腫と診断された場合、担当医からは、 「まだ小さいからもう少し大きく(5-6センチ以上)になるまで様子を見ましょう。」 「若くて、未婚だから、もう少し先にしましょう。」 「手術しても、再発しやすいから、どうしようもなくなったら手術しましょう。」 などと説明を受け、ダナゾールやGn-RH製剤による治療を薦められます。 しかし、こうした内科的治療では、卵巣嚢腫はなくなりません。投与中は、症状が抑えられたり、サイズが縮小することはありますが、投与期間が終了すると、リバウンドでまた元の大きさに戻ってしまうのです。 子宮内膜症で手術(腹腔鏡手術に限る)を受けるかどうかは、例えてみれば、虫歯の治療のようなものでしょう。虫歯は自然には治らないどころか、徐々に進行し、放っておくと抜歯しなければならなくなってしまいます。鎮痛剤などに頼るより、できるだけ早い治療が必要です。早く治療しきちっと検診していけば、治療された歯は一生健康でいてくれます。 子宮内膜症(特に卵巣嚢腫を伴うもの)も同じような考えで望む必要があると思います。 注;ここで申し上げる腹腔鏡検査と手術は、腹腔鏡下の内膜症手術に熟練した医師が行うことが前提です。
by Dr_M_Itoh
| 2006-03-25 10:06
| 子宮内膜症
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Comments(6)
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at 2006-07-20 21:31
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
Dr_M_Itoh at 2006-07-22 13:35
内膜症性嚢胞の初期治療について、次のような質問がありました。
「私は、29歳(未婚)で先週、チョコレートのう腫と診断を受けました。子供をもうける予定も現時点ではないので、今は手術はせずに・・・と思っていたのですが、やはり早期に手術を行うべきなのでしょうか?」 難しい問題です。嚢腫の大きさ、その他の所見、ご本人の症状や病気に対する考え方、そして、手術を受ける場合は執刀医、術式なども判断の材料になってきます。 私のブログの書き込みは、一定以上の水準の腹腔鏡下手術がなされることを前提にお話をしていますので、この前提が満たされていれば、ブログの記載は貴方にもあてはまると思われます。 ご参考になりましたか?
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at 2006-07-26 21:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2006-07-26 21:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
Dr_M_Itoh at 2006-07-27 09:33
状況はよく分かりました。お役に立てることがあればアドバイスします。直接に伊藤病院HPからnaisikyouのURLに相談メール(同じ内容の書込で構いません)をください。お返事を差し上げます。
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at 2008-12-25 00:24
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