まず、私たちの思いを
当院の第一診療方針は、「安全な医療」です。 病院における「安全」とは、患者様の健康を守り、病気を的確に治すことはもちろんのこと、目に見えないさまざまな危機(リスク)からその生命を防護し、健やかで質の高い人生設計のお手伝いをすることです。例えば、正常妊娠分娩は病気ではないといわれていますが、実際には妊婦の4人にひとりは何らかの産科合併症が潜んでおり、その異常は突然現れてきます。これらを未然に防ぎ、また発症した場合でも重篤になる前に回避することが、周産期医療に求められているところです。一方、近年叫ばれている医療過誤に対する危機回避も「安全」追求の面から大変に重要なものといえます。
当院では幸いなことに、開院以来、お産での母体死亡例はありません。もちろん医療訴訟例もありません。今後も、患者様の身近でおもてなしすることにより、より高い「安全」を追求し、皆さんに「安心」していただける病院でありたいと考えています。