もう4月、京都旧市街の桜もちらほらと咲き始めた。
今日は外来診療の話をしよう。
先月、インドネシアの方が腹痛を訴え予約外受診された。要搬送と判断し、病状を説明して総合病院へと紹介した。日本語は勿論、英語も通じず、同時通訳機も儘ならず、対応に苦慮した。この間、病状説明、搬送先病院との連絡、紹介状の作成など外来診療が一時間ほどストップした。結果が良かったと聞きほっとしたのだが・・・。
先週もまた、午後4時から予約外に救急の方の診察が入り、外来診療がしばらく中断した。いつもの紹介先病院が緊急手術中との事で断られ、他の救急受入れ病院を何とかコネで手配して、紹介状を記入して急いで送り出した。ホッひと安心した時には約一時間が過ぎていた。
待合の患者さんらには説明が入っており事情が呑み込めている様子で、「長らくお待たせしてすみません」と詫びると、笑顔で「大丈夫ですよ」と励ましていただいた。
でも、一時間の遅れを取り戻すには時間がかかり、特にピル処方だけの患者さんには「お変わりありませんか? じゃ、同じようにお薬出しておきますね」と流れ作業で遅れを取り戻すことになった。
・・・慌てた外来になりごめんなさい。ひとりクリニックはつらいよ。