東京オリンピックが終わった。
終了後の数日間はちょっとしたオリンピックロスに陥った。
理屈なしに各競技に熱中し、面白かったからである。
現場の大会関係者やボランティアの皆さんの「おもてなし」の評価は高く、
その努力は大変であったと推察する。心から拍手を送り感謝を申し上げます。
しかし、所謂ビッグネーム、バトミントンの桃田健斗、鉄棒の内村航平、トランポリンの森ひかる、平泳ぎの瀬戸大也、陸上400メートルリレーなど、大いに期待されたベテラン選手たち(の一部)は思った結果が出せなかった。彼らが社会から感じていた重圧は如何ばかりであったろうとも思うと辛いところがある。
その中で、柔道の大野将平がコメントした「賛否両論いろいろありましたが、我々アスリートの姿を見て、何か心が動く瞬間があれば、光栄です!」の言葉がすべてを言い尽くしていたように思う。
加えて、空手形の喜友名諒の演武とその所作も日本の神髄を表していたようで心を打たれた。
結局、「日本」はこうした人たちに救われたのであろう・・。
(文中の敬称は省略します)
追記:この後に行われたパラリンピック。これまで、パラスポーツは短時間のニュース番組でしか見たことがなく、私は身障者スポーツに対してある種の固定観念があったが、今回生中継で長期間放映されると、見るから観るスポーツに変わった。パラスポーツ選手のみならず身障者へのリスペクトの感情が生まれてきたのを実感した。オリンピックの力だったと思う・・。