Covid19禍第3波がなかなか収束しない。
マスク着用はやはり必須の防御方法だ。
クリニックを訪れる患者さんも全員がマスクをされているが、
実はこれが診療コミュニケーションの大きな障壁になっている。
「なんで・・?」というと、患者さんの表情がわからないのである。
皆さん、
目元だけはキリリ!と目元美人!でおられるので、
実際のところ、苦しんでられるのか、不安なのか、怒っているのか、微笑んでられるのかが、・・・わからない。
下の写真をみると、顔の表情はマスクで殆どが隠されることがわかる。
婦人科のように
女性の微妙な気持ちを表情から読み取らなければならない診療科では、
顔を隠しての会話(特に初対面の)では、コミュニケーションがとれないことがある。

一方、患者さんの立場からは逆のことが言える。
私も患者として病院を受診する機会が多かったから、
マスク越しの医師の冷ややかな?無表情に不満を感じることが少なからずあった。
患者さんに自分の表情を伝えて安心してもらうことも診療の一つだと思い、アクリルボード越しに、できる限り表情が患者さんに伝わるように工夫しているが果たしてわかっていただけるだろうか。(最近のコロナの再流行を迎え、やむなく不織布マスクをしている時もある)。