当院では、トップアスリート、つまり女子競技者の月経不順などの相談に応じ、競技パフォーマンスを保ちながら女性ホルモン環境を正常に保つ治療を行っている。(日本医師会認定:健康スポーツドクター、日本体育協会認定:スポーツドクターを有する)
特に、マラソン、長距離、競歩選手らは、毎日10キロ~20キロを走る(歩く)ことがあるから、低体重で、無月経であることも多く、疲労骨折も後を絶たない。
女性ホルモンをうまく投与することによって子宮の発育を促し、月経(消退性出血)を起こすことが可能になる。(外国などではピル服用によって良いコンデションを保っている選手がほとんどである)
実際治療の基本はピル(LEP)の服用だが、ピルには多種類あってそのコントロールが難しい。
特に若い選手は、むかついたり、吐いたりすることもあり、その治療のさじ加減は難しい。知識の乏しい医療施設で何気にピル処方を受けると、数週間練習や試合を台無しにしてしまうこともあるので注意したいところだ。
我々も、埼玉大学の難波聡先生の依頼と指導を受けてトップアスリートの相談に取り組んであり、最近ようやく処方のコツを掴めるようになってきた。
ちょうど昨日、立命館女子マラソン部の取材記事がスポーツ紙で載っていたので紹介した。
ガンバレ!!!