大晦日を迎えた。
産婦人科の道を選んで以来、年末とお正月はずーっとお産の対応をしてきた。
この時期は何処の機関病院も休みになり、産婦人科医も連絡がとり難い。
緊急患者に対する病院のポテンシャルは、年末年始は、
いわゆる「陸の孤島」になってしまうことが多かった。
しかし今年は当直業務がなくなった。
社会人になって初めて静かな正月を迎えることになる。
こんなに平穏でいいのだろうか・・・そんな気分である。
思い返せば、ここ数年伊藤病院では色々なことがあった。
「伊藤病院」は無くなった。が、そこに携わったのスタッフたちの
フィロソフィー(哲学)は壊れることがなかった。
ブランド(建物ではなく人だ)はレジェンドとなって引き継がれた。
金で買えるものではないプライスレス・・・。
それぞれの人生に活かされるだろう。
私の来る年もきっと良い年になるだろう。
「いとう女性クリニック」ではそんな雰囲気に溢れている。
そう信じて2015年を迎えよう。
読者の皆さん、よきお正月をお迎えください。