2015年3月に入り、引き延ばされてきた退職届けがようやく受理された。
現在拝見している患者さんには誠に申し訳ないところだが、年度末をもって退職することを決心した。
親父らが昭和47年に立ち上げた「誠仁会 伊藤病院」。
そのあとを私が引き受けて「山椒は小粒でピリリと辛い!」をモットーに、単なるお産だけを扱う小さな産病院ではなく、日本で最初の腹腔鏡下手術治療を婦人科の特長にして大病院に伍して頑張ってきた。
しかし、数年前の民事再生後、足立病院の経営傘下に入ってから「伊藤病院」らしさが維持できなくなった状況を如何ともし難く心が潰れかけていた。
それならば・・・、伊藤病院のアイデンティティーを新しいクリニックに引き継ごうと決心した。
私の診療姿勢と経験は例え小さなクリニックでも表現できるはずだ。
患者に寄り添う診察と治療を進めたい。
足立方式の今の病院体制では、それが全くなくなってしまったから。
体力がなくなった65歳の私の新規開業を心配してくれる人たちも大勢いるが、今の伊藤病院にいても死んだも同然。
どうせなら、「監獄のような今の職場から、自分を信じて、新しく羽ばたいてみたい!」