3年前に当院で子宮内膜症の手術を受けた患者さんが久しぶりに検診に来られた。
術後、仕事の都合で地方に転居され、このたび3年ぶりに京都に戻ってきたとのこと。
検診が終わって私と向き合い
「術後再発がないよ」と説明すると、
安堵とともにすごく嬉しそうな顔で私の顔を覗き込み、
目にウルウルと涙を浮かべられた。
「どうしたの?再発がないかどうか心配してた?」
「いえ、先生が元気そうで変わってらっしゃらないので、安心して・・・、よかった。」
それを聞いて私もウルウル(ヤバい)・・・。
気付かれないように、「心配してくれてありがとう!」
笑顔で深く頭を下げた。
どうやらブログの記事に触れ、私のことを重病人になっているのではないかと
心配してくださっていたらしい。
「痩せたけど、手術から3年。メッチャ元気だよ!」と続けると、
本当に安心された表情を見せてくれた。
患者さんって長い間受診されなくっても、『病気になったらあの先生のところに行こう』と
心の中でいつまでも主治医として信頼してくれているんだなと、再認識した次第。