「伊藤病院」閉院
■癒し系病院として皆さんに愛された医療法人誠仁会「伊藤病院」は、2014年6月1日に閉院しました。
■日本初の腹腔鏡手術を行い、わが国のリーダー的存在だった伊藤病院の腹腔鏡下手術は伊藤將史医師退職に伴い「いとう女性クリニック」に継承された。 カテゴリ
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8月24日に診察を受け胃がん手術の申込みをした私は、9月18日の入院までの期間
特段することもなし、術後バカ食いができなくなるらしいので美食をと目論んだが、 それも多忙ゆえ叶わず・・・。 気がつくと、あっという間に一ヶ月が過ぎ、入院当日を迎えた。 9月18日、入院後、再度胃カメラで粘膜下腫瘍の発生部位を確認。 やはり胃の全摘が適応らしい。 ・・・観念することに。 連休明けの21日、手術当日だ。 今思い出しても、どんな気分でその日を迎えたかはっきりと覚えていない。 それなりに緊張はしていたのだろう。 新米の看護婦さんのたどたどしいスコートに内心イラついた記憶だけが残っている。 「節目だけは頼りがい(信頼感)のある看護師さんがついてくれないかなぁ~」と。 その後は、手術室に入り、気がついたら麻酔で寝かされていた。 (麻酔されているので気がつくはずもないが・・・、まっ。そんな感じだ。) ・・・手術中・・・ 術後、本当に気が付いたのは手術室から廊下をストレッチャーで運ばれている時。 廊下がクネクネと曲がっていて、そのたびにストレッチャーが90度激しく方向を変えるから 酔いそうになって目が覚めた。 「ゆっくり走ってぇ~。酔いそう!」と訴えたが、声にならなく、聞こえるはずもなく・・・。 病室に入って、ベッドに移り、漸く長男と家内が見守ってくれているのに気がついた。 看護師が点滴やらチューブのセッテイングのために狭いベッド周りを動き待っている。 そのたびに看護師のおしりがベッドの端に当たってベッドが”ガン!”と揺れる。 この衝撃が、また腹ドレーンにひびく! 「ベッドに当たるなぁ!」と言いたいが、声にならなく、聞こえるはずもなく・・・。 朦朧としていたところに、宇山先生が現れた。 「手術はうまくいきましたので、何の心配もありません」 「ありがとうございました」とお行儀のよい患者でいようと声を振り絞ったが、声にならなく・・・。 そうこうしている内に、また眠ってしまった、ようだ。 あくる朝、一般病棟に転室。 どんどん動けとの指示有り。 で、トイレまで独りで歩いていった。 ・・・やはり、患者の立場からしても腹腔鏡下手術はすごい。 翌日に、支えなしでこれだけ廊下を歩けるのだからと、関心しきり。
by Dr_M_Itoh
| 2010-11-20 11:26
| 私の胃癌・肺癌体験談
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Comments(11)
先日診察していただきましたが伊藤先生が大変な手術をされたとは知らずに外来師長さんに伊藤先生に診ていただきたいと電話で駄々をこねてしまいました。
すいません。いつもながら先生の笑顔に癒されました。 お体大切になさってください。
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伊藤先生、こんにちは。
私が入院している間にブログが更新され、胃の粘膜下腫瘍も良性との事…安心しました。 入院生活は出会いがあり、色々な人生を垣間見ることができました。 ただ腹腔鏡下手術は回復が早いので入院生活をどう過ごすか時間の配分に戸惑いました。 本とテレビだけでは間がもたず、編み物をしようと考え手芸店を探したのですが見つからず…同じ入院患者の方に教えて頂き製作開始。 (大都会 大阪にも関わらず毛糸専門店がないことに驚きました。) 術後はリハビリをかね外出OKなのですが入院時ピッタリしたパンツでこられていた方は傷口にあたり結局30分もしないうちに痛みから帰ってこられる方もいらっしゃいまいした。 伊藤病院であれば美味しい食事を食べられたのかもしれませんが…ごはんの友が無いとさみしい?食事でした。 今回の手術は伊藤先生にお会いしてから迷いや緊張も無く臨み貴重な経験をさせて頂けたなという感想です。 回り道はしたけれど自分の納得した治療を受ける事ができてよかったと思います。 勇気を出して伊藤先生の言葉に甘え、診て頂けた結果だと感謝しています。 有難うございました。
マロンさん。治療お疲れ様でした。痛みの少ない手術ですのでお臍の小さい傷の違和感が気になりますよね。臍に直接当たらない下着や衣服がよいのですが、スカートはどうしても臍近くがウエストになります。腰ではくスラックスがよいかもしれません。
私の場合はお腹が出ているので勝手にウエストが下がって大丈夫でした。
伊藤先生こんにちは
摘出物は良性だったとのこと、よかったですね。 わがことのように胸をなでおろしました。 まだまだお食事は不自由なのですよね? お大事になさってください。 患者の気持ちのわかるDr、ほんとうに、ありがたい存在です。 術後の先生に甘えてしまい、申し訳ありませんが、 来週、資料を持って伺いますので、ご見解をお聞かせいただきますよう、よろしくお願いいたします。 おさるさん様、 無事に手術を終えられたご様子、おめでとうございます。 お会いしたこともない人さまのことでありながら、案じておりました。 その後、経過はいかがでしょうか? 無理なさらずに、順調に回復されますようお祈りいたしております。
おさんぽ日和さま。
お気遣い頂き有難うございます。 11月17日に手術をし、翌日には全ての管も抜け、歩行開始していました。 翌々日(19日)以降はシャワーの許可もあり、退院までの連日2時間~3時間の外出をしました。 (これは病院の方針で極力動き、血栓の予防と社会復帰も兼ねた取り組みです。) 初めての入院でしたが主治医を含め病棟の看護師の方々がとても親切で困った事はありませんでした。 傷跡も1センチ未満で現在は瘡蓋もとれている状態。 体の回復も早く、ほぼ手術前の生活をしています。
このブログを伊藤先生が続けられている理由はたくさんあると思います。
私自身が一番感じたのは…つないでいくことでした。 病気になると自分だけがという思いがどうしても出てきます。 でもこのブログにはたくさんの女性が自分の状態を書き込みエールを送りあっている。 私も伊藤先生を含め、さるきちさんや他の方々から力を頂きました。 自分と向き合う時間も、生きている事の大切さも、ひとりではないという想いもたくさん頂きました。 ただ最終的に決断するのは自分であると言う事。 おさんぽ日和さんも自分の中の本当の気持ちが決まれば次の人にバトンを渡して下さい。 きっと勇気を貰い救われる方がたくさんいます。 伊藤先生、この場をおかりして申し訳ないのですが…松本先生にくれぐれも宜しくお伝え下さい。 退院時にも「ありがとうございました。」しか言えなかったので。
おさるさん様、こんにちは
今日の陽射しは暖かですね。 お加減いかがですか? 書きこみを拝見し、術前・術後ともに穏やかで順調なご様子、 なによりです。 私のことをご心配いただき、本当に恐縮です。 誰しも、身体を病むと、心も乱れますよね。 でも、治りたいと思う自分だけじゃなく、 案じてくれる人、治って欲しいと願い協力してくれる人がいるから、心も身体も治ることができるのだと思います。 「私」の身を案じてくれる人の存在が身近に感じられないとき、不安になり、迷う、のですよね。 私が治療に踏み切れないのも、そういうことなのだと思っています。 本当の問題は、「大きな筋腫」ではない。 私は、筋腫を治すことで「本当の問題」を治そうとしているのだ、と、思います。 「自分」をどこまで大事にできるか、家族の意見をどれだけ汲めるか、医療の現実に向き合いながら、決めなければならないことです。 正真正銘、身体を張って、です。
つづきです
絶望感の中でも何とかしたいと、 迷い、悩み、ネット上をさまよい、このブログにめぐり遇いました。 『この先生になら、わかって頂けるかもしれない、お話がしたい』と、藁をも掴む思いで、書き込みました。 そして、お返事をいただき、お会いできることになりました。 さらに、おさるさん様からも温かいお言葉とお気遣いをいただきました。 ご自身が手術を目前にされながら、こんなに穏やかでいられるおさるさん様には、驚きと憧れと、 さまざまに解かりあえる親友であるかのような想いさえ抱いております。 ずっと、拓けなかった道ですが、皆様のお力添えをいただくことで、何とかできそうな気がしてきました。 おさるさん様のおっしゃるとおり、 自分の問題が片付いたら、私も、御礼を兼ね、どなたかのお役に立てればうれしいです。 みんな、いろんな悩みを抱えて生きていますのもね。 ひとりで生まれて、ひとりで死ぬけど、生きている間は独りじゃないんですよね。 つらい事もあるけど、好いこともある。 未来を信じたいと思います。 皆様に感謝しております。
おさんぽ日和さま、こんばんは。
心が揺れているようですね。 伊藤先生のブログを通じて得られた事は前述以外にもあります。 自分の病気を良く知る事…自分の置かれている状況をきちんと整理する事です。 子宮筋腫はあくまで良性であり、女性であれば筋腫を持っていらっしゃる方は多く、経過観察をしどの時点で手術をするかどうかは本当に本人が決めるべきものであると言う事。 (手術をされない方もいらっっしゃいます。) 筋腫の大きさですぐに手術と言うものではないと言う事。 ドクターは本人の気持ちを優先にされると思います。 おさんぽ日和さんはどうされたいですか? 私は自分の人生だから人にゆだねるのではなく自分の納得できる治療法を調べて伊藤先生にたどり着き診て頂く事ができました。 おさんぽ日和さんにひと言だけ助言させて頂けるのであれば… 「誰の物でもない、自分の人生です。まわりへの配慮は必要かもしれません。でも自分自身と向き合って下さい。」
おさんぽ日和さま。
少し強い言葉になってしまったことお許し下さいm(__)m ただおさんぽ日和さんの病気は生死につながるものではなく、治療法の選択肢があるものです。 私の周りには治療法がなく、衰えていく体と向き合ってそれでも精一杯生きようとしている方がたくさんおられます。 伊藤先生は覚えていらっしゃらないかもしれませんが、診察の最後に 「子供がいなくても夫婦で何かすごい事が出来るかもしれない。」 とおっしゃいました。 特別すごい事は何も出来ていませんが…日々笑って暮らせて食べ物が美味しいねと感じあえるという事だけでも幸せなのだと思います。 人は悲しみや辛さを敏感に感じるけれど、小さな喜びは見落としがちなのかもしれません。 小さな幸せをてのひらからこぼしてしまわないようにと退院の時に心に決めました。
おさるさん様、すばやいレスをありがとうございます。
おさるさん様のコメントは、いつも核心を突いておられますね。 私は、数年前の初診時から、早く手術がしたいんです。 心も身体も健康を取り戻したい。 そして、子供たちと平凡に、穏やかなココロで暮らせるようになりたい。 筋腫の手術をすることで、人生も仕切りなおしたいんです。 自分の人生なのに、人に支配されすぎている。 支配する人たちがいて、それを撥ね退けられない私がいる。 何とかしようとすればするほど、もがくほどにはまるアリ地獄にいるよう・・・ そんな感じです。 心も身体も苦しいんです。 周りは大切だけど、自分をなくしたら何事も成り立たなくなる。 それはわがままとは違う、と私は思うのですが、 理解してもらえないのです。 ネットでは、多くを語れず、残念です。 おさるさん様とは分かり合えそうに思います。 オフ会ができるといいんですけどねぇ お会いできずとも、案じていただけることが嬉しいです。 ありがとうございます。 順調な回復は何よりですが、まだまだ無理せずに、お大事になさってくださいね。
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