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産婦人科 伊藤病院
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子宮内膜症の腹腔鏡診断・手術をいつ受けるかは難しい問題です。過去のブログでは出来るだけ早い方がよいだろうとの見解を述べました。しかし、その後ディナゲストという優れた治療薬が開発され、その臨床効果が高いことから、ディナゲストで一定期間(1~2年)様子を見るのも良い方法だ、とも申しあげました。
しかし、殆ど臨床所見と自覚症状のない患者さんに対して、不妊検査を目的に腹腔鏡検査を行ったところ、やはり結構進んだステージになっていることが先月から今月の手術で何人かに見受けられました。つまり、術前に考えていた以上に実際は進んでいたということです。 。 こういった患者さんが続くと、単なる経過観察やディナゲスト療法が手術より良い方法かどうかという根本的な疑問が再び湧いてきます。特に治療期間に時間的制限がある不妊患者さんにとっては大切なポイントです。 当院では20年以上の腹腔鏡手術経験から、腹腔鏡手術を(一時的にでも)回避できるディナゲストに強い期待を抱いていましたし、今後もその評価に変わりがありませんが、不妊症例や若年症例に関しては、やはり腹腔鏡検査でしっかりと診断をつけることが最も効果の高い治療法を選択できるのではないかと思いなおしているところです。 結論:若年、不妊の子宮内膜症の方はなるべく早くに腹腔鏡検査を受けた方がよいという基本的な結論に戻りました。その場合以下の条件が大切ですね。 1.生涯を通じて診てくれる担当医をみつけること 2.優れた腹腔鏡手術経験のある施設・術者を選ぶこと 3.既婚、30歳代で不妊がなく、症状も軽い方は先に延ばして良いことがある 4.40歳も半ばの癌年年齢では、癌を否定するために受けた方がよいことも 子宮内膜症は難しい・・・です。頑張りましょう。
いつの間にか2月になって旧暦も明けた。今年は私にとって運気がよいと言われている(楽しみ!)。
過日、学会で久しぶりにReich 先生に会った。彼と私の出会いは1990年オーストラリアの メルボルン王立病院で行われた腹腔鏡手術のワークショップだった。 そこで、Reich 先生は彼が1988年に成し遂げた世界初の子宮全摘出術の手技を披露し、 私はその生徒の一人だった。日本からの参加者は私ひとりであったので、早速に帰国後、 我国で初めての子宮全摘出術を伊藤病院で行なった。1991年のことであった。 彼とはワークショップ以来の付き合いで、彼の勤務するコロンビア大学にも見学に寄せて もらったことがある。あれから20年、彼は70歳になり私も還暦が過ぎた。 二人ともコソッと細くなったが、腹腔鏡手術に対する情熱は変わらない。 (写真は彼の甥が撮ってくれたがピンボケ! 残念!) 二人のチト若い写真はコチラ
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