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カリスマ外科医のもとへ

 深夜のビジネスホテルの暗くて狭い階段を新米の泥棒のように忍び足で部屋にたどり着いた。くつろぐ暇も空間もなく、ベッドイン。

Zzz・・・

朝、7時に起床。8時前に大学病院のロータリーに到着。

窓口で手続きを済ませ、外科外来に。
スタッフは大学病院にしては概ね丁寧で親切だ。
外来に書類を出して、待つことしばし・・・。

廊下の端から、颯爽と宇山先生が現れた!

つづく

注記;これは去る8月24日の出来事です。
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by Dr_M_Itoh | 2010-10-29 12:08 | ダヴィンチ胃摘出ー体験談 | Comments(2)

胃手術執刀医―藤田保健衛生宇山教授に

夜の第2名神は空いていて快適そのもの。京都から1時間30分かからずに名古屋に。港の巨大吊り橋群を抜ければインターだ。・・・と、急に道路標識の数が増えてきた。
豊明、豊田方面、名古屋方面、東名・・・↑→↓←と緑色の看板と道路の分岐ばかりが目に付く。
わけがわからない。 NAVIはなんだか信用ならんことを口走っている・・・。

えいくそっ! 「豊明」とやらで降りよう!と左側道から一般道に。

あれ~? 一般道に降りたはずがくねくねカーブして立体交差で東名高速を横切った!
間違ったようだが流れに乗って走るしかない、・・・と、また「豊明→」の表示が!

ここだ!と思って、ハンドルを切って進入。・・・でもこの道、何故か高架に向かって登坂!
ありゃ~! トラックの集団が後ろからやたら高速で走ってくる!

んっ? ここはまた東名高速道路じゃないか!
どうやら、一般道から再び東名高速に乗り込んだらしい・・・。 困った。

慌てて、次のインターで降りた。
やはり、立体交差ばかりでNAVIが道路を感知できないらしい。

こうなったら、一般道をヨボヨボと走って大学にたどり着くしかない・・・。

通常なら10分の距離を、1時間以上かけて丘陵地帯に建つ藤田保健衛生付属病院の玄関にたどり着いたのは深夜の1時を回っていた。森の中にある深夜の大学病院の巨大ロータリーを走りながら、NAVIに地点登録をして、逃げるように病院の敷地をでた。

あーっ、疲れた。明日はいよいよ受診だ。
8時半に間に合う。

(深夜に下見に来なければ、翌朝は時間通りに来ることはできなかっただろう・・・と、思った。 えっ? 何処に泊まったかって? 近くの小さくて古くて暗~いビジネスホテル! 寝られればいいし・・・。)

つづく

注記;これは去る8月23日の出来事です。
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by Dr_M_Itoh | 2010-10-28 14:59 | ダヴィンチ胃摘出ー体験談 | Comments(0)

胃手術―執刀医さがし

 盆明けに胃粘膜下腫瘍で胃全摘を告げられた私は、早速に自分の経験から腹腔鏡下手術での治療を決断し、執刀をお願いする外科医を調べた。

幸い私の腹腔鏡下手術仲間が外科系にも及んでいることもあって、すぐに何人かの候補があがった。倉敷の安藤先生(婦人科)や広島の内田先生、栃木の金平先生らに相談し、結局、藤田保健衛生大学の宇山一朗先生にお願いすることになった。
(宇山一朗;王貞治名誉監督の執刀医である)

8月21日(土)に検査入院から退院し、23日(月)には早速に宇山先生から電話を頂いた。

「伊藤先生、明日24日こちらにこれますか?」
「えっ、明日!? ・・・あっ、はい!」

ううっ、話が早い。

「状況はよく分かりましたので、明日の朝、手術前に拝見して話しを決めましょう。
できれば8時半頃お越しください。」
「分かりました。ありがとうございます。」

藤田保健衛生といえば名古屋の南東の豊明市、交通渋滞の激しい地域だ。
明日(月)早朝に出かけても通勤渋滞に巻き込まれたら、8時半に受診できる自信はない。

「よし! 今晩(日)出かけよう!」と決めて深夜の第2名神を名古屋に向けて出発!

つづく

注記;この記事は去る8月23日の出来事である。
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by Dr_M_Itoh | 2010-10-25 07:42 | ダヴィンチ胃摘出ー体験談 | Comments(13)

胃に粘膜下腫瘍が発生

 話は8月お盆明けの検査入院に遡る。

 入院中の空き時間にお願いした胃カメラで偶然にも深い胃潰瘍が見つかった。
また、ボタ餅のような大きな腫瘍(コブ)が胃の入り口(噴門)にあり、
内側に飛び出すように発育しているのも見つかった。
GISTという胃粘膜下腫瘍である。(子宮に例えれば粘膜下筋腫みたいなもの)

こりゃ困った・・・。

内科のA先生は「先生、GISTのサイズが大きいので胃全摘ですね。」と淡々として告げた。
直径5センチを越えるGISTは胃を摘出して詳しく調べないといけないらしい。
冷静に受け止めたが、私を待っている手術やお産の患者さんの顔が浮かんだ。
私が休診の間、迷惑をかけることになる・・・。

A先生は続けた。「じゃ、早速に外科に紹介しますね。」
思わず、「ちょ、ちょっと、待ってください。」
「腹腔鏡下手術での治療をしたいと思いますので、自分で心当たりの先生に
お願いしていいですか? 他府県なのですが・・・。」と尋ねた。

A先生は一瞬ひるんだが、「もちろん構いませんよ。他府県他施設で手術されても
術後の面倒は大学ですから看ますよ」と応えてくれた。

「すみません。勝手を申して・・・」
さぁ、いそいで私が手術を任せられるカリスマ外科医を捜さなきゃ!!!

つづく
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by Dr_M_Itoh | 2010-10-20 17:21 | ダヴィンチ胃摘出ー体験談 | Comments(4)