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会うときには、いつでも、他人の二人~♪?

<<2月2日(土)の9時半前)、病院の所で伊藤先生をお見かけしました!
伊藤病院の真正面にあるマリー・フランスでパンを買おうと思って車を止め、車から出た時にふと見ると、先生が車の周りを行ったり来たりしていらっしゃるのをお見かけしました。
遠くから大声(笑)でお声をお掛けしようかと思ったら、北山駅の信号が変わり、大量の車に阻止されてしまいました・・・。>>


との、メールをいただいた。

私はむかしから、院外で患者さんと会ったときは気付かないふりをすることが多い。

そのわけは、産婦人科医であることが最も大きな理由だが、他にも、
1.気づかないことが多い。(結構みられていると思う)
2.お顔だけでは名前や治療内容が思い出せないので、いい加減な返事ができない。
3.患者さんの病院での顔と街頭での顔があまりに違うので、誰かわからない。
4.私から声をかけられたくないだろうと推測する。
などがある。

実際、妊婦さんの顔は少しぽっちゃりしてむくみがちで、お産の時には「すっぴん」だ。
ましてや、患者さんはベッドに寝てらっしゃるし、私は立っていることが多い。つまりお互い「鼻の穴」が良く見える位置関係だ。(患者さんの鼻毛は見たことはないが、私の伸びた鼻毛は見られているにちがいない!)

a0057559_11254935.jpgそんな関係の二人が街で出くわすと、皆さん化粧をされて綺麗(ん・・・?)になっていらっしゃるので、他人の関係♪になってしまう。
(写真は昭和48年に流行った金井克子の「他人の関係」  パッパッー、パヤッパッー♪ 逢うときにはいつでも他人の二人~、あなたはあなた、そして、わたしは私~♪ ・・・知らないだろうなー!)


<その1>
「あっ、伊藤先生! その節はお世話になりました」
「やぁ、お元気ですが? お子さんすっかり大きくなって・・・」(直近に流産されたことを忘れている私・・・)
「そうなんです、2歳半になりました。やんちゃで困っています・・・」
「そうかぁ、じゃ二人目をつくらなくてはね!」 (あーあ! もー。)
「この前の流産からまだ間がないんですけど・・・、もうつくっていいんでしょうか?」
「あっ! そうだったね。」 (ドキッ!忘れてるし!)
「辛かったけれど、次にまたすぐ妊娠できるから。・・・来月くらいからいいんじゃない?!」(はーふー、はーふー・・・。冷や汗;)

<その2>
腹腔鏡下手術の術後数日して、一時外出で帰ってきた入院中の患者さんに向かって、
「やぁ、お元気ですか?」と声をかけてしまった。
「先生、○○さんですよ。外出からお戻りです」と師長。
「あっつ、そうかぁ~。まったく病人に見えないからわからなかった!」
化粧をして、背中を伸ばしてスタコラサッサと歩く姿を拝見すると、とても術後の方とは思えなかったのである。ごめんなさい。


皆さん、街であって声をかけてくださる場合は、
「先生! ○○です」 だけじゃなくって、もう少し情報をくださいね。
何時、何の病気かお産かなど・・・。
でもそれでも、ちんぷんかんぷんだったら・・・、どうしよー?
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by Dr_M_Itoh | 2008-02-12 15:45 | ひとりごと | Comments(2)

「ゴールドママ」の次は「プラチナママ」

 当院では4人目以上のお産の方を「ゴールドママ」と呼んで診察順番や入院費用の支援している。その背景には当院が「子供の安全ネットワーク・ジャパン」を主管し、子ども達の事故防護活動を行っていることがある。
当院認定の「ゴールドママ」は結構な人数がいらっしゃるが、今回はそのうち最も子沢山で「プラチナママ」と呼べる○○加奈子さんのご家族を紹介させていただく。

a0057559_18254619.jpgすごいでしょ! 何人いるかわかるかな? お父さんは向かって左じゃないよ、右だよ。 お母さんは後ろの列に。・・・若いでしょ! だから、もう一人できるんじゃないかとひそかに期待しています。
写真提供ありがとうございました。




彼女が当院を初診したのは、もう、ずっーっと昔、お嬢さんの時だった。利発で愛想がよくスタイルのよい美人だった(岸本加世子似!)。なにやら日産のショールームで働いてらしたので車の話をしたのを覚えている。

その彼女が結婚して、すぐにオメデタ!になって、元気な男の子を当院で出産してくれた。
体格が良く痩せ型だから(これ重要!)・・・安産だった。

話はそれるが、昭和55年頃に流行語になったCMがあった。
「このプリント、フジカラーでお願いします。お見合い写真なものですから、特に美しく・・・」
「フジカラープリントでしたら、美しい人はより美しく、そうでない方は・・・それなりに写ります」というフジカラーのCMである。
岸本加世子のとぼけた「間」が好きだったので、私は岸本加世子似の加奈子さんを多くの患者さんのなかでもよく覚えていたのである。

その彼女が忘れた頃にまた当院にやってきた。一人目のお子さんを抱っこしている。
診察の結果、オメデタだ!!  二人目もすごく安産だった。
でも、本人は「もっと楽に産めると思ったのにー!」と。
「男の子と女の子、一人ずつうまく産めたね」と退院を見送った。

で・・・、しばらくしてお子さんを二人連れて、また診察に。すっかりお母さんになってる。
診察の結果・・・、オメデタだ!!!  もちろん安産だった。
お産のあと「もうひとり産もうよ!ゴールドママだぞ!」と申し上げ、見送った。

すると、またしばらくして、加奈子さんが診察に。
なんと・・・、オメデタだ!!!!
「でかした、ゴールドママだ」  ・・・またまた、安産だった。
うえのお子さんたちは産まれてきた赤ちゃんをみて大はしゃぎだった。
でも、「先生~! もう産めへんでぇ・・・」と言って退院なさった。


でも、しばらくして、「先生~! できたみたい・・・」と、両脇にそれぞれ小さなお子さんを抱っこして、二人のお子さんを自分の前で歩かせて、みんな一緒に顔を見せてくれた。
診察するまでもなく、オメデタだ!!!!!  ・・・もちろん、安産だった。
「先生、もーう、産まへんでー!」と言い残して退院なさった。
「若いから、元気な大家族をつくったらいいじゃない。」と無責任な励ましをして見送った。

「加奈子さん、5人のお子さんとどうしているかなぁ~?」とスタッフと話していたら、
「先生、またァー、できたみたいィーーー」と来院された。
上のお子さんたちはもう学校らしく、下の3人を連れての受診だ。
加奈子さん’ちのお子さんはいつもみんな元気だ。
子ども達は診察室の中を走り回っている。
で初心に帰って診察すると・・・、やはり、オメデタだった!!!!!!
「やっぱり! 先生! ・・・どうしよう?」
「どうしようって、産めばいいじゃない!? 頑張ろう! そうだ、野球チームを作ろう!」とまた無責任な励ましをしてしまった。
もちろん、6人目も陣痛一発! 超安産だった・・・。
・・・6人おお母さんとは大したものだ。(産科医として心から敬意を表します)

・・・で、次は? 加奈子さん何時来るかな?   
ふむ、あとひとりつくれば野球チームができる!
その時はお父さんがピッチャーだ!


(写真はご本人の許可を得て掲載しました。文章は私の独断でアレンジしています。顔が見えないように「目隠し」をするかどうか悩んだのですが、犯罪者みたいになるし・・・、止めました。無断転用はくれぐれもご遠慮ください。)
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by Dr_M_Itoh | 2008-02-05 17:48 | 妊娠と分娩 | Comments(3)