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メール相談

  当院ではメール相談や電話による健康相談を受け付けている。電話は電話帳をみた人、メールはホームページをみた人からの相談が多い。10年程前からメールの医療相談は一般に行われ始め、多くの患者さんたちの支えになってきたが、最近では医療相談は診療の一環でなされるべきで責任の所在などが不明確との理由で、原則望ましくないとの指導がでている。
私は3-4年前に、伊藤病院のHPではなく、聴力障害の方々を支える「みみあるて」というHP上でで、HP管理者から頼まれて相談をしていた時期があった。その相談内容は自分の得意な分野が腹腔鏡下手術だったから、卵巣嚢腫や子宮筋腫といったものが多く、往復の述べ数で2,000件近くのメールをやり取りをした。原則記名式で個人的メ-ルだったから、随分と詳しいお話をしたのを覚えている。

  先日も「先生に相談して卵巣嚢腫の手術を受けた者だが、その後、待望の子どもができ、先日は3人目の子どもを妊娠した。」とのメールを戴いた。(うっ! …ということは年子で3人の妊娠!!)私自身、腹腔鏡下手術の安全な普及を願ってのことだったが、心の大いなる励みになったことも事実である。

  最近は、当院のHPからのメール相談にのっているが、困っていることがある。それは毎日、様々なサイトから膨大な数のメールが送られてくることである。週末にには100-200件にのぼり、月曜日にその整理に往生することが多い(このなかから大事な相談メールを捜さなければならないから)。
クズメールのなかには、クリックするだけで、怪しげなサイトに飛ばされることもあり、たまったものではない。先日も2件の相談メールを手違いで悪戯メールと一緒に消してしまった。

  もうひとつ苦笑するのは、携帯からのメールでお返事を出すとすぐに次の質問が帰ってくる。これに応えていると多忙な診療時間の合間を縫ってチャットをしているようで、正直困ってしまう。
よろしくご協力をお願いします。
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-30 14:08 | 広報 | Comments(2)

ベンチ

a0057559_22365378.jpg宝ヶ池のベンチのある風景。京都にもヨーロッパのような風景がある。(2005年11月20日頃撮影)
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-21 22:38 | ひとりごと | Comments(3)

街路樹も鶏ガラ!

a0057559_0314427.jpg先に公園の樹木が残暑の中で行われたことを嘆いたが、街路樹の剪定も市内のあちこちで始まっている。紅葉がこれからというときに、まだ青々とした葉をつけた太い枝が、まるで樹木を切り倒すように、電気ノコギリでバリバリと切り落とされていく様は見るに忍びない。行政は市民の落ち葉苦情に律儀に対応しているらしい。果たしてそうだろうか・・・。
a0057559_031267.jpg紅葉を控えたこの時期にフライドチキンの鶏ガラのようにされてしまう様は腹立たしいのを通り越して、何とも悲しい・・・。(北大路通り、11月20日撮影)
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-20 00:22 | ひとりごと | Comments(0)

切迫早産

 久しぶりに妊娠22週の破水が起こった。羊水の漏れは何とか抑えらたが、予断を許さないので京都府立医大周産期センターに母体搬送となった。

 切迫早産と診断することは日常診療でよくある。お腹が張ったり、痛みがあったり、子宮頚管が緩んだりと症状は様々だ。これらは的確な処置のもと安静にしていれば何とか正期産まで頑張れることが多い。
 しかし、「破水」は別だ。 赤ちゃんを包む卵膜が破れ羊水が漏れ出してしまうから、陣痛が起こり早産に至るか、そうでなければ羊水が少なくなった子宮の中で胎児は生命の危機にさらされる。 外部から細菌が進入し羊水感染を起こすこともしばしばである。
 残念ながら、一度破れた卵膜は修復されないから、結局のところ、破水が起これば近い時期に分娩にならざるをえないのである。
 こうした状況のなか、現在の破水に対する医療は、羊水感染を抑えながら、羊水の漏れをできるだけ少なくして、子宮内の良い環境を一日でも長く維持し、胎児の成熟を図ることである。子宮内環境が悪くなれば、胎児にできるだけストレスをかけないで(帝王切開が選択されることが多い)速やかに分娩させ、保育器のなかでその後の成長を促すことになる。 いわゆるNICU治療である。
 NICUでどの程度の未熟児が元気に成長することができるのだろう? 正直なところ、妊娠26-28週で体重が1000グラム以上の赤ちゃんであれば、なんとか良い予後を期待できるようになった。しかし22-24週、体重500-800グラムの未熟児はなお厳しい状況であると聞く。

  妊娠中期は安定期といわれ、ゆったりと妊娠生活を楽しめる時期でもある。しかし、この時期の「破水」はご本人や家族はもちろん、産科医や小児科医にとって大変厳しいものがある。
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-15 22:57 | 妊娠と分娩 | Comments(16)

宝ヶ池の紅葉

病院近くの宝ヶ国際会議場周辺はすっかり紅葉が進んでいます(11月初旬撮影)。
a0057559_030628.jpga0057559_023043.jpg  
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-07 00:39 | ひとりごと | Comments(0)

児童公園の鶏ガラの樹

a0057559_22023100.jpg  今年も紅葉になる前の街路樹や公園の木の剪定が、市内のあちこちで始まっている。早いところでは9月からだった。青々とした葉っぱをつけた大きな枝が、まるで樹木を切り倒すように、電気ノコギリでバリバリと切り落とされ、フライドチキンの鶏ガラのようになってしまう様は、見ていて辛く、また腹立たしいものがある。 植物学的に樹木の剪定は必要な処置らしいが、紅葉が済んで落葉してから剪定が木にはいいらしい。

これから銀杏が美しい色をつける時期に入る。毎年、鮮やかな黄色に染まった街路樹に心を癒されていると、ある日突然に、寒々しい鶏ガラの並んだ光景に変わるのを経験する。
昔は、京都の街並みがそんな殺風景な光景に変わるのは年の瀬が押し迫った師走の出来事だった・・・。

僕のことだから、以前に、この件に関して行政に問い合わせたことがある。公園緑地課だったかの担当者が言うには、「もちろん剪定は遅いほど樹木には良いが、市民から落ち葉が大変だから早く切ってくれとの苦情がすごいので切らざるを得ない。」らしい。そして、その担当者はこうも付け加えた。「苦情1000件に対し、紅葉を切らないでという要望は数件しかない。この比率が変われば対応も変わる。」と。 ・・・うーん、本当にそうだろうか? 選定の契約が例年民間業者と交わされていて、スケジュールの前倒しで、バッサ、バッサと仕事が片付けられていくだけのように思えてならない。

東京都や大阪市、神戸市は紅葉の街路樹をうまく残して、年末までの街を豊かに演出している。世界の観光都市「KYOTO」の行政も、やる気があればできると思うのだが。

桜の花吹雪は風情があるが、銀杏の葉っぱは所詮「臭い迷惑なゴミ」なのだろうか。

もし、桜の花が咲く前に桜が鶏ガラになったら・・・・、市はどう対応するのだろう?!
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by Dr_M_Itoh | 2005-11-05 01:29 | ひとりごと | Comments(0)