カテゴリ:腹腔鏡下手術( 36 )

院長の写真 かっこ良く?

ブログのタイトル写真を「お母さんの赤ちゃん抱っこ」から「腹腔鏡手術の私」に入れ替えました。
ちょっと若いとき(50歳代)ですが・・・、前回の朝ドラ(NHK)で話題になった「暮らしの手帳」の元記者の方に、雑誌「ふでばこ」の特集記事の取材を受けた際に、かっこよく撮影してもらったものです。 





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by Dr_M_Itoh | 2016-08-24 17:14 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

日本産婦人科内視鏡学会で講演

皆さんには申し訳なく、(療養中なのに)学会に出かけた。

この春、第55回日本産婦人科内視鏡学会(会長:順天堂大学 竹田省教授)から
講演の依頼が舞い込んだ。
「日本のパイオニアから若手の先生へのメッセージを」というものだった。

この時は当然承諾したが、今回、運悪く私の療養と重なってしまった。
しかし、ここは頑張りどころ。何とか体調を整え、先週末に、
学会が開催された横浜パシフィコ(インターコンチネンタルに隣接)に出かけた。

講演は、26年前に日本で初めて腹腔鏡手術を始めた苦労話をしていたら
15分の枠を17分もかかってしまった(最も、他の先生も同じような時間超過だったが・・)。

写真は、みなと未来のシンボルであるヨットの帆をイメージしたインターコンチネンタルホテル
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そして、山下公園から見たみなと未来のビル群。手前にでっかい豪華客船が停泊していた。a0057559_13593256.jpg









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by Dr_M_Itoh | 2015-09-15 14:01 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

腹腔鏡手術は危険か?

先日来、群馬医大や千葉がんセンターの腹腔鏡手術成績がマスコミに取り上げられている。
腹腔鏡手術の草創期から(注1)その歴史を体験してきた私としては、聞くに残念な出来事である。

それぞれの事象についてコメントをする立場にはない〔注2)が、
一般論として、はたして腹腔鏡手術は危険なのだろうか?
答えはイエスであり、ノーでもある。

言えることは「危険ではないが、難しい手術」であることだ。
それは術者に卓抜した手技と治療の全体を俯瞰できる豊かな人間性を要求するからだ。

・・・どういうことだろう?

腹腔鏡手術は術者の権限と責任範囲が普通の手術に比べて高い。
その理由はここでは控えるが、ほとんどすべての決断が術者に委ねられる。
執刀責任に真摯な人間性までが重視されると考えてよいだろう。

つまり、術者が自分の技量のぎりぎりかそれを超えて手術を行い、
撤退する(術式を変える)勇気を持たずに腹腔鏡手技を無理に続行したら、
そこには安全マージンがなくなって、大変危険な状態に患者を曝す行為となりかねない。

腹腔鏡手術に限らず、医療施行は最終的に医師の裁量に任せられているといえる。
同時に、結果が悪い場合は担当医師の責任にされやすいところがある。
世間を騒がせている飛行機の操縦士の責任のあり方と似ている。
(真相解明のために真実を隠さない、その代わりミスの個人的責任は問われない)

今回の事象が真相解明をされずに、術者だけの責任で処理されるとすれば、
腹腔鏡手術の世界でも、その進歩を妨げる裁量になる危険性があるようだ。

第3者委員会(?)なるものが判断しているのであろうが、
どうも現場スタッフだけの責任にして事を終わらせようとしている不安は拭えない。


つづく

注1:腹腔鏡下胆嚢摘出術が爆発的に普及し始めたのは1990年前半だった。
   その後、外科領域では消化器系の手術が次々と成功してゆく。
   私は外科より以前の1980年代から婦人科領域の腹腔鏡手術を行っていたので、
   外科手術の発展の経緯を間近に見ることができた。

注2:今回の腹腔鏡手術は、難しいとされる肝臓、胆管、すい臓系の手術であり
   婦人科の私から手術の評価ができるものではない。



























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by Dr_M_Itoh | 2015-03-27 19:09 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

さっそく腹腔鏡下手術を

クリニックの診療も穏やかながら、軌道に乗ってきた。
来院されてから、診察まで10~15分(初診)、診察は10分~20分、その後支払いを済ませて、クリニックを出るのだが、クリニック内での所要時間は早やければ20分、時間がかかっても30分程度となっている。
伊藤病院では1~2時間がざらだったので、皆さん喜んでいただいているようだ。
ある患者さんは「伊藤病院と同じ匂い、何処にいても伊藤先生の雰囲気がする」と安堵されたようだ。

ところで、腹腔鏡下手術の適応患者さんが数名おられた。
今のところ、大阪中央病院へのホットラインがあるので、そちらでの手術をお勧めしているが、市内某病院でも受けていただけるよう手配中だ(私が手術の時に行くかどうかは個々の症例で相談させていただくことに)。

私のできることは、個々の患者さんの病状と社会的状況を慮りながら、最善の手術方針を共に考えていくことだ。手術を考えておられる方は、これまでどおり相談に応じていきます。

朗報! 割安の契約駐車場を手配中です。
新しい情報はこちらに→http://itoclinic.exblog.jp/22449414/









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by Dr_M_Itoh | 2014-06-13 01:02 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

日本産婦人科内視鏡学会

 久ぶりの更新です。先週、9月5~7日の3日間、名古屋で第53回日本産婦人科内視鏡学会が開催され、出席してきた。会長の藤田保健衛生大学産婦人科の廣田穣教授が私と腹腔鏡手術の黎明期を牽引してきた仲間ということもあり、会長招宴(会長招待での飯食い懇談会)に呼んで頂き、美味しいものを食べ、全国の先生方との再会を楽しんできた。
また、座長のお手伝いもきちっと果たしてきた。

産婦人科の腹腔鏡手術は急速な普及をみせ、新会員も年々増えて学会の参加者数もうなぎ昇りだ。
ロボット支援手術、3D画像の導入など革新技術には目を見張るものがある。一方、こうしたハイテック手術に興味がある若い先生たちは、意外と昔からある基本的な手術手技がなおざりにされているところがある。
いや、なおざりと言うよりも、その使い方を教えられてこなかったのだろう。
挟みやメスを何かとても新しい器具に接するように興味深くみている。

私が腹腔鏡手術を全国に広めて既に四半世紀の時が流れたのだから、それ以降に医者になった、たとえ10年選手にとっても、鋏の使用は古典的な手技と映るのだろう。
しかし、温故知新・・・今、基本的な手技がようやく、必須手技であることが認識されようとしている。

技術革新とはそうした側面を常に持っているのだろう。
私が若手に伝えなければならない事は、まだいっぱいある。
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by Dr_M_Itoh | 2013-09-17 14:26 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

「先生、お元気そうで・・・」

  3年前に当院で子宮内膜症の手術を受けた患者さんが久しぶりに検診に来られた。
術後、仕事の都合で地方に転居され、このたび3年ぶりに京都に戻ってきたとのこと。

検診が終わって私と向き合い
「術後再発がないよ」と説明すると、
安堵とともにすごく嬉しそうな顔で私の顔を覗き込み、
目にウルウルと涙を浮かべられた。

「どうしたの?再発がないかどうか心配してた?」

「いえ、先生が元気そうで変わってらっしゃらないので、安心して・・・、よかった。」

それを聞いて私もウルウル(ヤバい)・・・。
気付かれないように、「心配してくれてありがとう!」
笑顔で深く頭を下げた。

どうやらブログの記事に触れ、私のことを重病人になっているのではないかと
心配してくださっていたらしい。

「痩せたけど、手術から3年。メッチャ元気だよ!」と続けると、
本当に安心された表情を見せてくれた。

患者さんって長い間受診されなくっても、『病気になったらあの先生のところに行こう』と
心の中でいつまでも主治医として信頼してくれているんだなと、再認識した次第。
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by Dr_M_Itoh | 2013-07-23 11:03 | 腹腔鏡下手術 | Comments(2)

腹腔鏡手術に関する書き込み、質問ページ(その4)

腹腔鏡手術に関する書き込み、質問ページ(その4)

 書き込み掲示板 その1その2その3は書き込み数が大変多くなりました。
今回、腹腔鏡下手術についての書き込み掲示板(その4)を開設します。

 わが国の腹腔鏡手術は23年前に私が日本で初めて始めてから、全国の外科領域や産婦人科領域で普及してきました。全国に成績の優秀な施設、そして技術のある医師が増えてきつつあるものの、未だによい先生にめぐり合えず、お悩みの方も大勢おられます。
そんな方の一助になればと、「駆け込み寺」的ブログ相談を開設しています。

お悩みの方、手術希望の方は、このページ右下のcommnentsから自由に書き込んで相談してください。

■上記の理由から、ここでは、腹腔鏡下手術(子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症その他)についての質問や相談、要望を主に受け付けます。コメントの頭に必ずお名前(愛称可)と病名を入れてください。

■非公開メールは一般の方が読めませんので、今回は公開メールのみとします。誹謗中傷の類は当方の判断で削除させていただくことがあります。




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by Dr_M_Itoh | 2013-04-26 18:18 | 腹腔鏡下手術 | Comments(199)

日本産婦人科内視鏡学会に行ってきました

  こんにちは! ブログ更新は久しぶりです。先週、札幌で開催された内視鏡学会に出席してきました。 認定医の連絡会議、懇親会、評議員会、若手先生の2次会(オフ会)などに顔を出し、ロビー活動もしてきました。
本内視鏡学会は、腹腔鏡下手術の普及につれ、ここ数年会員数が急増し、産婦人科領域の学会の中で大きな位置を占める学会に発展してきています。腹腔鏡下手術の黎明期(1990年代)には考えられないことでした。

演題以外にも、全国の先生方との旧交をあたため楽しい時間を過ごしました。
また若い先生にも挨拶をしていただくのですが、これがなかなか大変。
相手は私の顔を知ってくださっているのですが、私は(記憶力が低下しているせいか)
名前が出てこない・・・。 ちょっと焦りました。

学会出席以外にも、北海道(奥様が北海道産ゆえ)を満喫してきましたので、
また写真アップします。以下は何じゃらファームでのひとコマ。

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by Dr_M_Itoh | 2012-09-18 16:37 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

Harry Reich 先生と久しぶりに会う

 いつの間にか2月になって旧暦も明けた。今年は私にとって運気がよいと言われている(楽しみ!)。 
過日、学会で久しぶりにReich 先生に会った。彼と私の出会いは1990年オーストラリアの
メルボルン王立病院で行われた腹腔鏡手術のワークショップだった。
そこで、Reich 先生は彼が1988年に成し遂げた世界初の子宮全摘出術の手技を披露し、
私はその生徒の一人だった。日本からの参加者は私ひとりであったので、早速に帰国後、
我国で初めての子宮全摘出術を伊藤病院で行なった。1991年のことであった。
 彼とはワークショップ以来の付き合いで、彼の勤務するコロンビア大学にも見学に寄せて
もらったことがある。あれから20年、彼は70歳になり私も還暦が過ぎた。

二人ともコソッと細くなったが、腹腔鏡手術に対する情熱は変わらない。
(写真は彼の甥が撮ってくれたがピンボケ! 残念!)
二人のチト若い写真はコチラa0057559_10554336.jpg
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by Dr_M_Itoh | 2012-02-13 15:54 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)

腹腔鏡手術;どこでもできるわけではなく・・・

 今日の外来では、遠方から多くの腹腔鏡手術を希望される方が来られた。
伊藤病院のHPとこのブログを読んだという方が殆どで、そういう方に私は
「インターネットの情報やブログに騙されてはいけないよ」とボケることがある。
大抵は自虐的ギャグだと分かって笑ってくれる。

しかし、なかには会話が滑り、私の自虐的ボケを真に受けて怪訝な表情を
されることがある。そんな時は自分の発した言葉を取り戻すべく「いやいや冗談だよ」と
妙に慌ててしまう。
まっ、診察室で初めて会った医師(私のこと)から吉本タレントなみに
ボケられると、普通の方は(特に関西以外の方は)話について来れず、
引くよねぇ・・・ごめんなさい。

今日はそんな失態もなく・・・。

ただ、二人の患者さんが同じような不安を訴えられていたのが気になった。

「数年前から子宮筋腫で担当の先生から『更年期も近いし、
症状がないならそのままでよい』と言われてたが、
最近に検診を受けたら、これまでとは違って
『腹腔鏡手術でお腹を切らずに全摘出でも筋腫だけでも取れるから
手術にしましょうか』と強く勧められた」という。

「これまで『腹腔鏡手術はしていない』と説明を受けていたのに、
今回の検診で急に腹腔鏡手術を勧められたので気になって・・・」と。

こうした相談には正直なところ答えに窮してしまう。
私が返答できる性格の質問ではないのである。

一方、患者さんの不安は納得できることが多い。
患者さんは自分の手術をその病院に任せてよいかどうかの
技量の情報を切に知りたがっておられるのである。

「担当医とよく話し合ってご自分で決めるのが一番」
「相性が良いと思える事が信頼感の始まりですよ」と、
優等生的答えを話すのだが・・・。

これで果たして私のセカンドオピニオンとしての責任は全うできているのか? といつも悩む。
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by Dr_M_Itoh | 2011-12-20 19:48 | 腹腔鏡下手術 | Comments(0)