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自動車は「自分で動かす機械」だ (コンビニ自動車が事故を招く)   

2016年 11月 24日

最近の車は良く走る。アクセルをちょっと踏んだだけで、ブウッー!と発進するし、ブレーキに足を乗せると、ガクッと止まる。これは車のエンジン・ギアやブレーキの性能が良くなっただけではない。軽い操作で反応するように、アクセルのストローク〈踏み代)を短くし、ブレーキのブースター(踏力倍加装置)を高めたためだ。
力の弱い女性やお年寄りや、そしてせっかちな若者に好まれると企業が「勝手に」設定している自動車メーカーの「仕業」である。

このせいでお年寄りの事故が後を絶たない。つまり、高齢者の神経伝達速度と車の反応のミスマッチとも言えるのだ。

雪道では急なアクセル操作は危険だから、上級車には「雪道発進モード」が備わっている。ベンツは、2速(セカンド)発進にしてある車種もある。
もっと端的に例えれば、素人が街中で1千馬力の「F-1レースカー」のアクセルを踏み込むようなものだ。

人間は老いるばかりなのに、車は危険な「コンビニ自動車」の方向にしか進歩していない。
今ある多くの安全装置でも、老いた操縦者のミスをカバーできないし、むしろ誘発する。

では、どうすればよいか?

四方四隅が見えて、ゆっくりとしか加速しない、自動ブレーキ搭載、そして認知症ではエンジンが始動しない手続き(マニュアル)を組み込んだ、そんな「高齢仕様車」があってもよいと思うのだが・・・。
そう、自動車は難しい「自分で動かす機械」だから。



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by Dr_M_Itoh | 2016-11-24 13:50 | ひとりごと | Comments(0)