伊藤將史(旧伊藤病院、いとう女性クリニック院長)の「雑感」
2024-03-05T16:34:32+09:00
Dr_M_Itoh
伊藤病院を辞し、「いとう女性クリニック」にて診療継続。伊藤將史のひとりごとは続く・・・。
Excite Blog
ドイツキール大学の手術ビデオの違法ダビング
http://ihospital.exblog.jp/242105017/
2024-03-05T15:57:00+09:00
2024-03-05T16:34:32+09:00
2024-03-05T15:57:15+09:00
Dr_M_Itoh
腹腔鏡手術の歴史
それは腹腔鏡手術の異端と称されたK.Semm教授の手術ビデオだった。
本やスライドで見たことはあったが動画は初めてだ。
1-2センチの小さな傷から手術をしてしまう、当時「Key whole surgery=鍵穴手術」と呼ばれた技法だ。
この手術をみて、不遜にもこれなら私でも出来る!と思った。
同時に何故日本ではこの術式は見向きもされないのだろう?と不思議にも思った。
担当者に「これダビングしてくれませんか?」と尋ねたが、
「いえ、ダビングは固くドイツから禁じられています」との答え。残念・・・、でも咄嗟に妙案を思いついた。
「じゃ、今度の医局会でもう一度他の医者に上映してくれませんか?」
「はい、もちろん大丈夫です」
「有難う!」
当日、医局会のビデオデッキのLine out から隣室へ長いRCAケーブルを引っ張り、
録画待機にしておいた。勿論、私の他は誰も知らない。
「じゃ、上映をお願いします」
・・・
「今日はどうも有難う御座いました!」
医局会が終わって隣室のビデオデッキには今上映された手術のダビングテープが出来上がっていた!
1988年の事である。
]]>
腹腔鏡手術の始まり・・・序:本音を書く時が来たか?
http://ihospital.exblog.jp/242095583/
2024-02-20T18:03:00+09:00
2024-03-05T15:28:49+09:00
2024-02-20T18:03:53+09:00
Dr_M_Itoh
腹腔鏡手術の歴史
当時は、日本でまだ誰も腹腔鏡手術を手掛けていなかった。そんな時代に何故私(だけ)が腹腔鏡手術を始めたのか?誰も知らない手術導入への過激?な行動を今明かすか・・・自分なりにちょっと悩んでいる。
このブログ内の「腹腔鏡手術コラム記事」は2006年頃から始まり43件に及ぶが、それ以前の1990年頃からの10年間の黎明期が面白いはずだ。
どうしよう・・・。
ちょっと考えてみます。
]]>
オンラインでのピル購入
http://ihospital.exblog.jp/242092111/
2024-02-16T14:25:00+09:00
2024-02-20T18:18:25+09:00
2024-02-16T14:25:24+09:00
Dr_M_Itoh
外来診療
私はこのシステムに反対だ。理由は二つある。
ひとつは、そのピルが所謂、並行輸入(医師の個人輸入品)かも知れない。つまり日本での検査に合格していない品質保証がない可能性がある。
この個人輸入というのは医師が個人使用のみを前提として特別に輸入が許可されるものだが、この種の薬が低価格で大量に出回っている(仕入値が安いのでクリニックは儲かる)。
ふたつめは、ネットで購入した薬を飲んで何かの症状が出た場合に、直接に診てもらえないということだ。
具体的によくあるのは、「異常な出血があったのだがオンラインサービスで連絡したが診てもらえない」という訴えだ。遠方のオンライン施設を受診することは到底不可能だ。なかには、連絡さえつかない会社もある。
ネットでの買い物が便利なのはわかるが、商品の品質・保証、そしてアフターサービスができない商品は避けるのと同じように、自分の健康に直結する薬剤は、安い、早い、便利だけで選ばない方がよいと思う。
]]>
2023年 振り返って
http://ihospital.exblog.jp/242033428/
2023-12-29T11:29:00+09:00
2024-02-16T13:55:57+09:00
2023-12-29T11:29:45+09:00
Dr_M_Itoh
ひとりごと
今年も元気に生きて越年できそうだ! 人生を逆算(あと何年人生が残っているか)しながら毎年くる年を迎えている。
2024年は後期高齢者になるが頭(心)はまだ30歳代?だ。昔、若いときに、「お年寄りは何を感じて暮らしているのだろう」と不思議だったが、いま自分がその年寄りになってみると頭の中(心)は年をとらないことが分かってきた(認知症はまた別)。そうだから、見かけのジジイが若い言葉(気持ち)で周りと接すると、周りの人達は当惑することがあるのだろう。
来年も「変なオジサン」ではなく「変なジイサン」で頑張るか!?
よろしくお願いします!
]]>
「何か変だな」と納得がいかない事2023
http://ihospital.exblog.jp/242026161/
2023-12-22T15:42:00+09:00
2024-01-07T12:14:51+09:00
2023-12-22T15:42:58+09:00
Dr_M_Itoh
ひとりごと
今年も、気になることがいくつかあった。
■若手医師の過労による自死だ。神戸大学出身の高島晨伍医師は私の次男の後輩でナイスガイであったらしい。お母さんのコメントもテレビで拝見したが、事件前後の経緯は聞いていていたたまれなかった。このたび「医師の過労死 家族会」を結成されたが応援したいものである。
過労要素を否定されている甲南医療センターの院長は。肝臓-胆嚢-膵臓系統の手術のエキスパートらしく、若かりし頃に研鑽を積まれた超多忙な日々を懐かしく自負心を持っておられるのは想像に難くない。ご本人にとっては良い思い出だろう。当時はくわえたばこをしながら真夜中の病棟でカルテを書き、たまに看護婦さんがお茶とお菓子を出してくれて、当直室では疲労感に包まれビールを飲んだ、、超過勤務など考えにも及ばず働いた、、、そんな「昭和ブラック」だったのである。
そんなご自身の経験の延長で今回の高島晨伍医師の自死をとらえて欲しくない、と私は思う。
ただ、この事件の背景には重要なもう一面がある。それは我々国民の医療体制はこうした過酷な医療スタッフがあってこそ保たれているという「歪み」だ。
医師はロボットではないし、病院はコンビニではないとの意見はその通りだ。私は、個人の医療負担を3割から5割に上げればどうだろうと思う。その負担を払えない人は負担軽減を申請をして補助を受ければいい(生活補助とはことなる)。そうすれば受診患者数が減り、クスリ処方だけの医院の医療費も減るはずだ。高度医療にはこれまで通りそれなりの補助を維持すればよい。
働く医者を増やすのも大事だが、同時に患者を少なくするのも大切だ。
■話変わって、授業料無償化が話題になっている。保育園、幼稚園、小学校、、、大学まで!
でも何故かそれを受け入れる教員やスタッフの人数や給与には全く焦点があたらない。・・・おかしくないか?
■つまらないテレビCMの話。に〇たんクリニックのCMが下品でつまらないと思っていたら、先日社長がテレビで「馬鹿にされるようなCMを敢えて狙った」と言っていた。評判が悪いほうがバズりやすく宣伝になるらしい・・。「悪名は無名よりまし」ということらしい。
”イモトのWiFi”で稼いだあと、コロナ期には、にわかにクリニックを立ち上げPCR検査で数百億円以上(まあ言えば全部税金)を稼いだらしい。医療機関ならせめて最低の品格を持っていて欲しいと願うのは私だけか・・。
冒頭の自死された医師と、「たんたんたんっ♪」とクリニックに勤務している医師とは同じ医療人だが、給料はバカほど違う(勿論後者が遥かに高い!)のも何とも納得がいかない・・。要求されるスキルと知識量は勿論前者が圧倒的に高い。
(ここに記事をアップされること自体がそもそも、に〇たんクリニック広告の狙いなんだろうが、残念!)
]]>
富士山女子駅伝…「大志一番 絶後再蘇」立命陸上部を応援しちゃおう!
http://ihospital.exblog.jp/242026078/
2023-12-22T14:48:00+09:00
2023-12-22T14:51:44+09:00
2023-12-22T14:48:06+09:00
Dr_M_Itoh
スポーツと女性ー無月経
陰ながら皆さんのご健闘を祈っています。
]]>
アスリート女子を応援!!…結果 堂々3位!
http://ihospital.exblog.jp/241959863/
2023-10-24T16:03:00+09:00
2023-10-31T12:33:51+09:00
2023-10-24T16:03:47+09:00
Dr_M_Itoh
スポーツと女性ー無月経
立命、産大、仏大陸上部や、実業団の中、長距離選手多いが、今回立命の陸上部から
定例の応援パンフを頂いたので以下に紹介しておこう!
結果:惜しい・・2位と同タイムの3位だった! よく頑張りました!
●総合成績1位 名城大 2.04.292位 大東大 2.05.213位 立命大 2.05.21
]]>
子どものひとり留守番は虐待という法案は正しかったか?
http://ihospital.exblog.jp/241953042/
2023-10-15T11:12:00+09:00
2023-10-17T23:05:17+09:00
2023-10-15T11:12:01+09:00
Dr_M_Itoh
子どもの事故防護活動
マスコミは声高にバッシングし、一部の知識人は「子どもによって大人の行動が制限されることは憲法違反だ!」とまで騒ぎ立てた。結局、法案の具体的対象が我が国の実情にそぐわないと、条例案の提出は撤回された。
しかし、ちょっと残念なことに、その提案の背景にあっただろう「子どもを守るという社会文化の醸成」にひとこと触れた記事や報道は一切なかった。
私は産婦人科医の経験から子ども(特に乳幼児)の事故防護活動を行なってきた。
そのひとつが走る自動車内における乳幼児拘束装置(チャイルドシート)の着用啓発だった。
即ち、走る自動車内で親だけがシートベルトをして子どもは自由に遊ばせておくこと(放置にあたる)は、事故にあった時に子どもを危険に晒すから、保護者の安全確保違反であると言える。
つまり、子どもが自分で危険を察知して回避できない状況に子どもを放置することは、「未必の故意(事故や事件が起こるかも知れない)」という広義の虐待であるとも理解されるのだ。
誘拐など治安の悪い外国では幼い子どもを守るのは保護者の義務という考え方があるのはよく知られている。
これに対して、日本社会は子どもに対する治安がとても高いから、埼玉県のフライング気味の提案は少々ばかげてていたことは否めないが、その背景には「子どもを守る成熟した社会の醸成」という考え方があったのではないだろうか?
その事に触れた報道やコメントが一切みられなかったことは少し残念な気がした、というのが私の感想だ。
]]>
2歳児の車内置き去り死…その3.どうして避けるかの工夫
http://ihospital.exblog.jp/241936496/
2023-09-29T17:17:00+09:00
2023-09-30T11:00:15+09:00
2023-09-29T17:17:08+09:00
Dr_M_Itoh
子どもの事故防護活動
その回避方法は、(目の行き届く)助手席にチャイルドシートを設置することが有用であるのだが、我が日本のメーカーはエアバッグ危害のリスクを避けるため助手席へのチャイルドシート設置を禁止してしまった。このメーカーの消極的な姿勢を、運輸省や国土交通省は道交法に触れていないため無関心を示してきている。この姿勢は子どもの事故に対する(分かっていて何もしない)無関心、即ち「未必の故意」を表しているとも言えないか・・・?
根本的な提言はまたの機会にして、今回は取り敢えずお子さんを置き忘れない方法を教えよう!
その方法は至極簡単!
後席のチャイルドシートにお子さんを座らせた時は、あなた(ドライバー)が毎日使っているハンドバッグやポーチなんかをチャイルドシートの傍(後席)に置いておく癖をつけることだ。そうすれば車を降りる時に必ず後ろの席を見るはずだ。スマホやキーホルダーが最適かな。
]]>
2歳児の車内置き去り死…その2.助手席に乗せて見まもりたいが…
http://ihospital.exblog.jp/241924226/
2023-09-12T14:57:00+09:00
2023-09-29T16:14:57+09:00
2023-09-12T14:57:42+09:00
Dr_M_Itoh
未分類
人は物事が視界からなくなると忘れてしまうことがある。
それは大切な子どもでも、運転に集中し次の仕事の段取りを考えている時など、視界から外れて静かに眠ってしまっていれば、残念ながら起こり得るだろう。だから、子どもはいつも保護者の目の届くところに乗せなければならないのだ。
約70年前に世界初のチャイルドシートを考案したボルボ車の最新マニュアルブックには、子どもへの常時監視が必須とされ、「同乗保護者がドライバーひとりだけの場合は、ドライバーから見える助手席に子どもを乗せて観察しなければならない。」と記されている。
一方、国産車メーカーは、助手席エアバッグは子どもに重大な危害を与える可能性があることから一律に「助手席にチャイルドシートを乗せてはならない」と取り決め、各デイ―ラーもそのことを強くユーザーに指導している。
輸入車と国産車でどうしてこのような違いがあるのだろう?
輸入車のエアバッグは子どもに優しいのだろうか?
その答えは、輸入車には助手席に子どもを乗せた時には、エアバッグが作動しないようにするキルスイッチが付いている(写真下)からだ。これならドライバーがひとりの時エアバッグをOFFにして助手席に乗せた子どもを観察できる!
ところが、このキルスイッチは国内向けの日本車では省かれている!
しかし、日本製の輸出仕様車にはキルスイッチが付いている。
このダブルスタンダードは何を意味しているのだろう・・考えてみた。
チャイルドシートを助手席に正しく付けることは意外に難しく、間違った付け方で怪我や死亡をすることがある。
そこでメーカーは判断した・・・、「日本のドライバーのチャイルドシートに対する理解度は低いので、間違った設置やスイッチ操作ミスでエアバッグ事故が起こりかねない。その責任をメーカー(や運輸省)が負うことになりかねないので、いっそ助手席にチャイルドシートを設置すること自体を禁止してしまおう!」・・・と。
これは自動車メーカーの訴訟リスクの回避(子どもの安全確保に対する怠慢)と運輸省のメーカーへの忖度である。(外国では使用者の個人的責任だが、日本ではメーカーや行政の責任を問われかねない風土があることは否めないが・・)
こうした背景のもと、今回、また幼児の置き去り事故が起こってしまった。
助手席に座らせていたら、きっと忘れられなかった・・必ず避けられた・・と強く思う。
次のブログでは置き去り防止策を話そう。
下の写真はボルボのものだが、ドア周りON,OFFスイッチがあり、チャイルドシート設置時にはOFFにすることができる。輸入車にはほとんどすべて備わっているが、国内向けの国産車では省かれている。
日本車の輸出仕様には備わっているのに・・。
]]>
2歳児車内置き去り死…その1.助手席なら回避できた?
http://ihospital.exblog.jp/241923504/
2023-09-11T15:28:00+09:00
2023-09-19T17:54:05+09:00
2023-09-11T15:28:03+09:00
Dr_M_Itoh
子どもの事故防護活動
今回は、50歳代の若いおばあさんが後部座席(運転席側)に孫を乗せたまま勤務先で
降ろし忘れてしまったらしい。ご本人とご家族は気が狂わんばかりに苦しまれている
だろうことは想像に難くない。
こうした事故が残酷なのは、加害者が被害者でもあることだ。
私にも2歳の孫がいるから、いたたまれない気持ちでいる。
ただ、事故を回避するとっておきの方法はあるのだ!
それは子供から目を離さない席に乗せることだ。
そう! 助手席に座らせればよいのである。
これならまず忘れることはない。
・・どうしてそれができないのだろう?
詳しくは次のブログで・・
]]>
3月から外来担当が一部変更になりました
http://ihospital.exblog.jp/241746093/
2023-03-07T18:05:00+09:00
2023-09-01T14:42:26+09:00
2023-03-07T18:05:56+09:00
Dr_M_Itoh
外来診療
菊池医師の担当は、水曜、木曜になり、主にヘルスケア、更年期のご婦人が対象です。
宜しくお願いします。
]]>
「お兄さん!」と声を掛けられた!
http://ihospital.exblog.jp/241701690/
2023-01-13T12:15:00+09:00
2023-01-17T17:37:22+09:00
2023-01-13T12:15:40+09:00
Dr_M_Itoh
ひとりごと
実際、診療室でもカルテの年齢を確認しなければ見間違うことがある。
・・・そう、例えば更年期のご婦人を若い学生さん!だと勘違いして慌ててしまうのだ。
目元の化粧は皆さんお上手だから、概して若く見える!
若く見られるからご本人は悪い気がしないかも・・。
実は私も先日その気分を実感した。
自販機の前でカラスマスクをしてベレー帽を被っていたら、
中年(間違いない!)のおばさまから
「お兄さん! お先に・・・」と言われたのだ、73歳の私に。
・・・悪い気はしなかった。帰宅してすぐ鏡の前で我がカラスマスク顔を確認した。
]]>
謹賀新年
http://ihospital.exblog.jp/241696199/
2023-01-06T15:08:00+09:00
2023-01-06T15:10:13+09:00
2023-01-06T15:08:32+09:00
Dr_M_Itoh
広報
ただ、新春という文字で表現されるように年が越えると「春」という季節感が俄かにひろがってくるのが唯一嬉しいところです。
今年の「立春」は1月14日らしいが、早くに「桜の春」にならないか・・今から首を長くしている。
年が明けるということは、私にとって歳を重ねるということ・・爺もまた1歳、年を取りますが今年もよろしくお願いします。
]]>
今年2022年もお世話になりました。
http://ihospital.exblog.jp/241688128/
2022-12-27T18:01:00+09:00
2022-12-27T18:01:28+09:00
2022-12-27T18:01:28+09:00
Dr_M_Itoh
ひとりごと
明日12月28日で年内の診療は終わり、2023年1月5日の木曜日から新年の診察が始まる。
来年も皆様の健康に微力ながらお役に立てる診療が提供できればこれ以上の幸せはない。
元気で2023年を迎えましょう!!
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/