桜が満開の京都。市バスに3~5歳の男の子兄弟とお母さんが乗っていた。幼稚園の出来事やキャラクターの話を兄弟同士でコロコロと話している。
バスが停留所にさしかかった。
「宝ヶ池公園前です。運賃は箱に入れてください」と運転手。
「ママ! ウンチだって! ウンチをどうするの? 箱にウンチをいれるの?」
「ウンチじゃなくって、ウン
チン!
チじゃなくって
チ・ンなの」
「チン・・・? チンチン?!」
「ぷっ、チンチンだって、お兄ちゃん!」
「ちがうの、
ウ・ン・チ・ン。 バスのお金のことよ!」
「ふーん・・・」
どこかで聞いたような会話が楽しく。