ぼやきのコーナー!
昨日中学生2年生の次男が、京都国立博物館の
狩野永徳展に出かけた。博物館の前で友達と落合うことにしたらしいが、約束メールが行き違い、一時間の待ち時間ができてしまった。
この空き時間を利用して、博物館の向かいの
「三十三間堂」を拝観しよう!と思いたち、道路を渡って入場券売り場に行った。受付には若くはなく、年寄りでもない?女の人がいたらしい。
次男:「拝観お願いします。中学生ひとりです」
女性:「学生証は?」
次男:「あっ、すみません、、今日ちょっと持ってません・・・」
女性:「じゃあ、生年月日は?」
次男:「えーっと、199?、、、93年だったかな・・・。7月の・・・、」
(自分の生年月日くらい覚えておけよな。ガールフレンドでもできたら、誕生日占いなんかし合ってすぐ覚えるのに。男子校で色気が無いんだから・・・。
そもそも一人で三十三間堂に行くっていうことが今時じゃなく、貴重だよな。
親としては悪くない性格!と思ってるのだが・・・。)
女性(さえぎるように):「90何年とはっきりしないんだったら、大人料金をいただきます!」と言って、(次男曰く)一方的に大人券をビリッとちぎって差し出した。
(次男は中学の制服を着ている。どう見ても18歳には見えない。)
次男(急にしらけて):「あっ、じゃぁ、もう、いいです」と、その場を去った・・・。 らしい。
・・・
家でこの話を聞いて、次男に尋ねてみた。
私:「他にも学校を証明できるものを持っていただろうに、どうして見せなかったの?」
次男:「だって、90年代生まれは全部高校生以下だよ。中高生が同一料金なのに、93・・・と考えているうちに、『大人料金です!』と言われたら、『あんた計算できないのかよ? 僕が大学生に見えるか?』と思うだろ」
私:「で、何も言わなかったの?」
次男:「それ言うだけ、しらける。ゆったりとした気分で拝観したかったから・・・」
おとなー!
僕だったら、あの手この手で相手を説き伏せにかかるんだが・・・。
次男のほうが性格の奥が深い! うーん・・。
・・・
それにしても、三十三間堂の拝観券売り場の中年?女性も融通が利かないものだ。
文化財を預かる立場なら、地元の文化にすすんで触れようとしている子ども達を温かく見守り、育んでいく余裕があって欲しいものだ。ブツブツ・・・。