いとう女性クリニックでは、女性アスリートの月経などについてのアドバイスを行っている。埼玉大学
難波聡先生(以下*・Twitter:
http://userconf.exblog.jp/entry/?draftid=2024683)のご推薦とご指導の下、駅伝選手や陸上選手たちの月経相談・治療のことだ。
ただ単に「ピルを飲んでおけばよい」というこれまでの安易な指導ではなく、本人の体調や病状と合宿や競技の日程、そして、さらに選手たちの人生においての「今をどう過ごして未来につなげるか?」というスタンスだ。
生まれてから初潮のない選手、練習で月経が来なくなった選手、月経はあるが疼痛や貧血などの随伴症状で困っている選手、ピルを飲んで体調を崩した選手など様々だ。
加えて、これからは東京オリンピックへの選考に向けて、国内外の選手権や試合のポイント制度でランクを上げていかなければならず、女性としての体調管理が重要である。
クリニックで、こうしたトップアスリートの皆さんと向き合うと身が引き締まる思いがする。彼女たちの人生を預かっているという使命感だ。
スポーツドクターというと、整形外科の医師がほとんどを占めており、産婦人科のスポーツドクターはいまだ少ない。ピルを飲めば月経は来るが、それだけでは目的を達し得ない。
きちっとした知識・経験のもと、アスリートの皆さんと向き合っていきたいと考えている。
年末年始は、女子駅伝が目白押し。
京都では、立命館大学、産業大学が強豪だ。応援しなくっちゃ!
*難波聡(なんばあきら)先生:走る産婦人科医!
日本陸上競技連盟医事委員会、日本オリンピック協会医学サポート部会員、臨床スポーツ医学会評議員、日本体育協会公認スポーツドクター、臨床遺伝専門医、埼玉医科大学陸上競技監督