「伊藤病院」閉院
■癒し系病院として皆さんに愛された医療法人誠仁会「伊藤病院」は、2014年6月1日に閉院しました。
■日本初の腹腔鏡手術を行い、わが国のリーダー的存在だった伊藤病院の腹腔鏡下手術は伊藤將史医師退職に伴い「いとう女性クリニック」に継承された。 カテゴリ
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1988年、滋賀県の公立病院に勤務していた私のもとに子宮内膜症の先進治療を扱う会社の手術ビデオを見る機会がたまたま舞い込んだ。
それは腹腔鏡手術の異端と称されたK.Semm教授の手術ビデオだった。 本やスライドで見たことはあったが動画は初めてだ。 1-2センチの小さな傷から手術をしてしまう、当時「Key whole surgery=鍵穴手術」と呼ばれた技法だ。 この手術をみて、不遜にもこれなら私でも出来る!と思った。 同時に何故日本ではこの術式は見向きもされないのだろう?と不思議にも思った。 担当者に「これダビングしてくれませんか?」と尋ねたが、 「いえ、ダビングは固くドイツから禁じられています」との答え。残念・・・、でも咄嗟に妙案を思いついた。 「じゃ、今度の医局会でもう一度他の医者に上映してくれませんか?」 「はい、もちろん大丈夫です」 「有難う!」 当日、医局会のビデオデッキのLine out から隣室へ長いRCAケーブルを引っ張り、 録画待機にしておいた。勿論、私の他は誰も知らない。 「じゃ、上映をお願いします」 ・・・ 「今日はどうも有難う御座いました!」 医局会が終わって隣室のビデオデッキには今上映された手術のダビングテープが出来上がっていた! 1988年の事である。 #
by Dr_M_Itoh
| 2024-03-05 15:57
| 腹腔鏡手術の歴史
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私が腹腔鏡手術を始めたのは1989年。
当時は、日本でまだ誰も腹腔鏡手術を手掛けていなかった。そんな時代に何故私(だけ)が腹腔鏡手術を始めたのか? 誰も知らない手術導入への過激?な行動を今明かすか・・・自分なりにちょっと悩んでいる。
このブログ内の「腹腔鏡手術コラム記事」は2006年頃から始まり43件に及ぶが、それ以前の1990年頃からの10年間の黎明期が面白いはずだ。 どうしよう・・・。 ちょっと考えてみます。 #
by Dr_M_Itoh
| 2024-02-20 18:03
| 腹腔鏡手術の歴史
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最近はネットで色んな薬が入手できる。オンラインピル販売と銘打ったピルの購入もその一つだ。
私はこのシステムに反対だ。理由は二つある。 ひとつは、そのピルが所謂、並行輸入(医師の個人輸入品)かも知れない。つまり日本での検査に合格していない品質保証がない可能性がある。 この個人輸入というのは医師が個人使用のみを前提として特別に輸入が許可されるものだが、この種の薬が低価格で大量に出回っている(仕入値が安いのでクリニックは儲かる)。 ふたつめは、ネットで購入した薬を飲んで何かの症状が出た場合に、直接に診てもらえないということだ。 具体的によくあるのは、「異常な出血があったのだがオンラインサービスで連絡したが診てもらえない」という訴えだ。遠方のオンライン施設を受診することは到底不可能だ。なかには、連絡さえつかない会社もある。 ネットでの買い物が便利なのはわかるが、商品の品質・保証、そしてアフターサービスができない商品は避けるのと同じように、自分の健康に直結する薬剤は、安い、早い、便利だけで選ばない方がよいと思う。
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by Dr_M_Itoh
| 2024-02-16 14:25
| 外来診療
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2023年もあと数日。
今年も元気に生きて越年できそうだ! 人生を逆算(あと何年人生が残っているか)しながら毎年くる年を迎えている。 2024年は後期高齢者になるが頭(心)はまだ30歳代?だ。昔、若いときに、「お年寄りは何を感じて暮らしているのだろう」と不思議だったが、いま自分がその年寄りになってみると頭の中(心)は年をとらないことが分かってきた(認知症はまた別)。 そうだから、見かけのジジイが若い言葉(気持ち)で周りと接すると、周りの人達は当惑することがあるのだろう。 来年も「変なオジサン」ではなく「変なジイサン」で頑張るか!? よろしくお願いします! #
by Dr_M_Itoh
| 2023-12-29 11:29
| ひとりごと
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2023年も年の瀬。過去10年の間に胃ガン、肺ガン、副甲状腺腺腫、前立腺肥大、鼠径ヘルニア、緑内障といろいろな病気を経験したが、2024年の正月も何とか迎えられそうだ。来年は後期高齢者になり自動車免許更新にも実地運転テストの他に認知症テストが追加される。
今年も、気になることがいくつかあった。 ■若手医師の過労による自死だ。神戸大学出身の高島晨伍医師は私の次男の後輩でナイスガイであったらしい。お母さんのコメントもテレビで拝見したが、事件前後の経緯は聞いていていたたまれなかった。このたび「医師の過労死 家族会」を結成されたが応援したいものである。 過労要素を否定されている甲南医療センターの院長は。肝臓-胆嚢-膵臓系統の手術のエキスパートらしく、若かりし頃に研鑽を積まれた超多忙な日々を懐かしく自負心を持っておられるのは想像に難くない。ご本人にとっては良い思い出だろう。当時はくわえたばこをしながら真夜中の病棟でカルテを書き、たまに看護婦さんがお茶とお菓子を出してくれて、当直室では疲労感に包まれビールを飲んだ、、超過勤務など考えにも及ばず働いた、、、そんな「昭和ブラック」だったのである。 そんなご自身の経験の延長で今回の高島晨伍医師の自死をとらえて欲しくない、と私は思う。 ただ、この事件の背景には重要なもう一面がある。それは我々国民の医療体制はこうした過酷な医療スタッフがあってこそ保たれているという「歪み」だ。 医師はロボットではないし、病院はコンビニではないとの意見はその通りだ。私は、個人の医療負担を3割から5割に上げればどうだろうと思う。その負担を払えない人は負担軽減を申請をして補助を受ければいい(生活補助とはことなる)。そうすれば受診患者数が減り、クスリ処方だけの医院の医療費も減るはずだ。高度医療にはこれまで通りそれなりの補助を維持すればよい。 働く医者を増やすのも大事だが、同時に患者を少なくするのも大切だ。 ■話変わって、授業料無償化が話題になっている。保育園、幼稚園、小学校、、、大学まで! でも何故かそれを受け入れる教員やスタッフの人数や給与には全く焦点があたらない。・・・おかしくないか? ■つまらないテレビCMの話。に〇たんクリニックのCMが下品でつまらないと思っていたら、先日社長がテレビで「馬鹿にされるようなCMを敢えて狙った」と言っていた。評判が悪いほうがバズりやすく宣伝になるらしい・・。「悪名は無名よりまし」ということらしい。 ”イモトのWiFi”で稼いだあと、コロナ期には、にわかにクリニックを立ち上げPCR検査で数百億円以上(まあ言えば全部税金)を稼いだらしい。医療機関ならせめて最低の品格を持っていて欲しいと願うのは私だけか・・。 冒頭の自死された医師と、「たんたんたんっ♪」とクリニックに勤務している医師とは同じ医療人だが、給料はバカほど違う(勿論後者が遥かに高い!)のも何とも納得がいかない・・。要求されるスキルと知識量は勿論前者が圧倒的に高い。 (ここに記事をアップされること自体がそもそも、に〇たんクリニック広告の狙いなんだろうが、残念!) #
by Dr_M_Itoh
| 2023-12-22 15:42
| ひとりごと
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